目次
3.高橋伴明監督作品に「出禁」だった下元史朗…酒・病気がなければ大杉漣を超えていた!?
最強タッグの高橋伴明監督と
下元史朗さんだったんだけれど、
一時期、高橋監督の作品から
下元さんの姿が無かった期間があるのね。
その理由は、どうやら「お酒」。
この人の場合もそうだったけど
お酒がなければ、もっとスゴい
地位と名声を収めていたのでは…
という人って結構多いわよね( ̄▽ ̄;)
もっとストイックだったら、もっと世の中に知られている役者になったと、俺は思いますよ。当時自分の中では、大杉漣より上の位置づけだったから。俳優としてのポジション。
出典:プレタポルテ
高橋伴明監督も、下元さんのことを
凄く評価すると同時に、
この酒癖の悪さを心から残念に
思っておられた様子が伺えるわ。
一昨年には脳梗塞を患い、
そこからタバコもやめたという
下元史朗さん。
そんな人生の悲喜こもごもが
あの味わい深い演技に
繋がっているのかもしれないけれどね。
4.「痛くない死に方」の末期がん患者・大貫敏夫を演じる下元史朗がスゴい!!
そんな下元史朗さんが
「痛くない死に方」で演じるのが、
大貫敏夫という末期がん患者。
在宅医療に従事する河田仁は、どことなく自分の中に矛盾や葛藤を抱えながらも日々医療現場に邁進していた。
そんな時、末期の肺がん患者である大貫敏夫に出会う。敏夫の娘の智美の意向で、入院ではなく「痛くない在宅医」を選択したというわけだ。
しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。出典:映画・痛くない死に方HP
上にもあるように柄本佑演じる
主人公の医師・河田仁が出会い
担当するものの、とっても
「痛い死に方」をしてしまう…
映画の前半パートのキーパーソンなのね。
「病人体型」というのと、
「紙オムツ姿を撮らせてくれる」
というハードルの高すぎる役回りを
見事に演じ切られた下元史朗さん。
特に圧巻だったのが、
亡くなる前の下顎呼吸のシーン。。
本当に苦しそうで、
見ているこっちも酸欠に
なりそうだったわ…( ̄▽ ̄;)
後半の理想的な「痛くない死に方」を
される宇崎竜童さんも凄かったけど、
下元史朗さんの「痛い死に方」は
未だにフラッシュバックしてくる勢い。。
終末期の苦しむ様子を追求し
生々しく延々と撮影する高橋伴明監督も、
その要望に見事にこたえ
ある意味あっぱれな死に様を
見せて下さった下元史朗さんも
本当に凄い…良い意味でイッちゃってる!
放映している映画館は少なく
期間も短いけれど、
機会があったら是非観てほしいわ!!
ちなみに原作となっているのは
尼崎で在宅医療のスペシャリストとして
活躍されている長尾和宏医師の
【痛い在宅医】と…
出典:Amazon
【痛くない死に方】
出典:Amazon
こちらも要チェックよ~!!
まとめ
いかがだったかしら?
映画「痛くない死に方」で
圧倒的存在感で「痛い死に方」をする
末期がん患者・大貫敏夫を演じる
下元史朗(しももとしろう)さん!
ピンク映画に始まり、
Vシネマから社会派映画まで…
幅広く器用にこなす下元さんは
遅咲きの名優ね!
お酒がなかったらあの大杉漣さんを
超えていた…と高橋監督をして
言わしめる下元史朗さん。
この映画をステップに
さらに活躍の場を広げられるんじゃないかしら?
高橋伴明監督との関係も面白くて、
盟友というか、腐れ縁というか
…とにかくすごい絆ね!
その信頼関係から、あの衝撃的な
人の心に残りすぎる名シーンが
生まれていたのか…と思うと
人のご縁って不思議だなぁって
つくづく思うわね。
出来れば最後は下元さん風ではなく、
宇崎竜童風に「痛くない死に方」を
したいけれど…(;^_^A
下元史朗さんと高橋伴明監督のような
ステキな絆を、生きている間に
たくさん作っていけたらなぁって思う
アフロでした(*’ω’*)
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとうねー!!