こんにちは。
マダム・アフロよ。
今日は今、話題の絵本
「地球のことをおしえてあげる」を
ご紹介するわね。
出典:Amazon
本屋で平積みになっていたり、
図書館でプッシュされていたり、
気になっていたけれと‥
うん、これは良い絵本だわー(*^^*)
作者のソフィー・ブラックコールさんも
とっても魅力的な女性で、
他の本も読みたくなっちゃった。
そんな魅力的な絵本、
「地球のことをおしえてあげる」と
絵本作家のソフィー・ブラッコールさん
(Sophie Blackall)について
今回は調べてみたので、良かったら
一緒に見ていってね~!
目次
1.絵本・地球のことをおしえてあげる(ソフィー・ブラッコール)概要
アメリカの最も権威のある児童書の賞、
「コールデコット賞」。
それを2度も受賞したのが絵本作家の
ソフィー・ブラッコール(Sophie Blackall)さん。
絵本作家としての揺るぎない地位を持つ彼女が、
ユニセフやセーブ・ザ・チルドレンを
支援するために、世界中を旅するなかで
出会った何千人もの子どもたち‥。
世界各国の様々な子どもと接する中で、
「みんなの心がひとつになるような
物語を描きたい」と思ったブラッコールさんが
5年もの歳月をかけて作られたこの絵本こそ
「地球のことをおしえてあげる」。
原題は「IF YOU COME TO EARTH」‥
もし、君が地球に来たら‥
この発想がまずステキね(*^^*)
いつかこの星に訪れる宇宙人のための
地球生活ガイドブック…
自分の住む地域のガイドブックを読むと
意外な発見があって面白いように、
この本も読んでいると改めて
地球という星が素晴らしく
そして凄く愛おしく思えてくるわ~。
原著「IF YOU COME TO EARTH」は
2020年9月15日に発売され、
またたく間に大ヒット・ベストセラーに!
米タイム誌の2020年度
YA/絵本ベスト10や、
ニューヨークタイムズ2020
子どもの本ベスト25に選出されているわ。
この度、満を持して日本語版が
鈴木出版から販売されることに!
2021年2月3日に発売されたばかりの
この絵本「地球のことをおしえてあげる」は
日本でもさっそく話題になって、
色々な場所で取り上げられているわね~!
国境や人種を超えたステキな絵本は
それに触れて過ごした時間も含めて
大きな財産だと思うのよね~。
子どもが大きくなって
世界の人々と触れあうようになったとき、
共通の話題として楽しく話せるかも!?
お値段は税込み1760円!
この絵本の中での経験は
プライスレスよ~!!(*^^*)ノシ
2.著者・ソフィー・ブラッコール(Sopie Blackall)プロフィール
「地球のことをおしえてあげる」の
著者であるソフィー・ブラッコール
(Sophie Blackall)さん。
生年月日は1970年7月2日の
オーストラリアで生まれ。
ビーチの砂に棒で絵を描きながら
大きくなったソフィーさんは、
シドニーでデザインを学び、
1992年には学士号を取得。
その後の数年間は、テーマパークの
ロボットキャラクターのペイントや
コラムの執筆などを手掛けていた彼女は
2000年にニューヨーク・ブルックリンに
移住されるのね。
そこで、ソフィー・ブラッコールさんは
- ニューヨークタイムズ
- ウォールストリートジャーナル
- ボストングローブ
- アーキテクチュラルダイジェスト
- タウンアンドカントリー
- ヴォーグアンドグルメ
といった名だたる著名な雑誌で
社説イラストを手掛けることに。
同じ頃、英国向けに9つの
テレビコマーシャルのアニメ化も
手掛けておられるわ。
2002年にソフィーさんは
「かさの女王さま」などでお馴染みの
シリン・イム・ブリッジスの絵本、
「Ruby’s Wish」の絵を担当。
出典:Amazon
小さな女の子の努力と芯の強さが
心に沁みるお話だけれど、
ソフィー・ブラッコールさんからは
「娘のオリーブへ」という
メッセージが入っているわね(*^ω^*)
ここから、児童書のイラストレイターとして
多くの作品を手掛け、活躍をしてこられた
ソフィー・ブラッコールさん。
有名なところでは、
コールデコット賞を受賞した2つの作品
【プーさんと であった日~世界でいちばん ゆうめいなクマのほんとうにあったお話】(評論社)
(Finding Winnie/2015)
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【おーい、こちら灯台】(評論社)
(Hello Lighthouse/2018)
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そして、ニューヨークタイムズの
ベストイラスト本
【ぺろぺろキャンディー】(さえら書房)
(Big Red Lollipop/2010)
出典:Amazon
ほかにも
「アイビーとビーン」シリーズなどを含む
たくさんの絵本や児童書を手掛けてきた
ソフィー・ブラッコールさん。
現在は夫や娘のオリーブさん
息子のエドワードさんと共に、
ニューヨーク・ブルックリンを拠点に
活躍されているようよ!
3.「地球のことをおしえてあげる」あらすじ・感想
宇宙からくる、だれかさんへ。
地球がどんなところかしってる?
ぼくがきみに、おしえてあげる。
そんな書き出して始まる
地球のガイドブック
「地球のことをおしえてあげる」。
とってもステキな出版社のPV動画が
あったので、ご紹介するわね。
あらすじも含めて、絵本の雰囲気が
凄くよく分かるわ!
主人公は、赤い帽子がトレードマークの
少年・クインくん。
この子にはモデルがいて、
ナイジェリアとインドネシアと
ネパールに住んだことがあるそう。
うーん、グローバルねぇ!(*’ω’*)
余談だけれど、この本に出てくる
全てのキャラクターには実在の
モデルが存在しているとの話も。
いつか、どこかで会えるかも?
当時、オーストラリアに住んでいた
クイン君ファミリーと会ったソフィーさん。
クイン君と一緒に、ほかの星のことやその住人、
宇宙から来た誰かにあげるおやつのことなどの
話をしながら絵を描いて、
17枚のカードが出来たんですって。
そんな子どもの自由な発想に、
ソフィー・ブラッコールさんの技術が
合わさってできたこの絵本は、
どのページを見てもピュアさや視点の斬新さ、
そして心打つ感動と見ごたえがあるわ。
その発想の大きさを表すように
本のサイズも大きいんだけどね(^_^;)
ページ数も多くて、寝る前に読むには
ちょっと厳しいかも‥って思ったけど、
実際は文字数がそれほど多くないので
結構さくさく読めるわよ。
更に全てのページはダイナミックに
見開き2ページで描かれていて、
より体感的に「この世界」に
体験することが出来る感じ。
でも寝転がって読むには少し重いかしら?
頭に落ちてきたら、
ちょっとした凶器になるくらい
ボリュームがあるわよ‥(^_^;)
だけど、そんな重さを忘れるくらい
ソフィーさんの絵が「魅せる」!!
私たちって、なんてステキな世界に
住んでいるのかしら‥って、
じんわりと、でも深く深ーく、
しみじみと感じるの。
世界各国の子どもたちはモチロン、
人種や性別、年齢を超え、
更にはありとあらゆる地球上の生き物にまで
「いっしょに生きていこう」という
暖かいメッセージが伝わってくるわ。
子どもは、自分達がこれから活躍する
「舞台」についての知識を深め、
ウン十年生きてきた大人は
自分がいる世界の広さを再確認‥。
この地球に、今、一緒に生きている奇跡に、
読み終わったあとは世界の見え方が
変わっているかもしれないわよー。
ちなみに、これに似た感じの
ステキな絵本があったわよね。。
そう!アフロも大好きな
オリヴァー・ジェファーズさんの
【ほら、ここにいるよ(このちきゅうでくらすためのメモ)】
(Here We Are/Oliver Jeffers/2019)
出典:Amazon
よく見ると、あるページに
こっそり登場しているの!
(ヒント:「自分のしたいことをするよ」)
これはなんだか、とても嬉しかったー(*^^*)
子どもは子どもで1ページずつ
それこそ全身で反応していたわ。
手話のページでは一生懸命
「大好き」を真似してやってみせるの♡
(微妙に違ったんだけどね‥)
アルチンボルトやスイミーのような
鳥のシーンに目を見張ったり、
Z(Zooから来ているのかしら?)の形に
並ぶ動物たちに喜んだり…。
全身に楽器をつけて
一人で演奏する人を見つけた時は
「ともともさんだっ!」って
興奮していたうちのボン…。
この一冊で「地球を満喫」していたわ(笑)
ちなみに「地球をあらわすには、
かぎりなく色がひつようだよ。」
というページでは、
さまざまな架空の色の名前が
出てくるんだけど、かぎりなく
いつも全部読まされるのよ‥(;´д`)
「掃除機の袋の土色」
「くさったアボガド色」
「おばあちゃんのくちべに色」
どれもとってもチャーミング!?(笑)
自由な発想が面白くって、
思わず親子で吹き出してしまうのね。
同時にこの世界の色の豊かさに
幸せな気持ちになるの。
だからこそ、戦争のシーンが逆に印象に残り、
凄く「こわいもの」として映ったみたい。
子どものケンカの延長線上に描かれた
流血の1シーンは、「戦争反対!」と
声高に叫ぶよりある意味効果的…。
ただ「戦争をしない」という主張ではなく、
いつもそのリスクがあることを理解し、
その上でコントロールする必要性を
感じるわね‥。
この本も良かったけど
こういう平和へのアプローチも
いいかも…って思うわ。
凄く凄くステキな「地球」に住んでいる
私たち…自分たちでそれを
台無しにするようなことをしちゃあ
ダメよね‥( ̄▽ ̄;)
今、言われているSDGsにも
凄くためになる一冊だとアフロは
感じたわよー。
まとめ
いかがだったかしら?
オーストラリア出身で、今は
ニューヨーク・ブルックリンを
拠点に活躍する
ソフィー・ブラッコール(Sophie Blackall)さんの
「地球のことをおしえてあげる」
(IF YOU COME TO EARTH)。
コールデコット賞二度受賞の確かな才能に、
出会った子どもたちへの愛情‥
そして、その子どもたちのアドバイスも
ふんだんに取り入れられた
瑞々しい「地球のガイドブック」は、
大人が見てもワクワク楽しくて
たくさんの気付きがあるわねー。
多種多様な人々や生物、そして自然、
関わりの中で生まれる絆や
生命の愛おしさ‥改めてこの星に
今、生きていることに感謝の気持ちが
あふれてくるわ(*^^*)
こうしているあいだも、わたしたちはこの美しい星でともに暮らしているのです。
わたしたちには地球しかないのですから、大切にしなければなりません。そして互いを大切にしなければなりません。そう思いませんか?
出典:地球のことをおしえてあげる・作者あとがき
この一期一会を大切にしたいなぁって
思うアフロでした。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうねー!