こんちには。
マダム・アフロよ。
病を得ても、前向きに人生を進む
子どもたちの姿って、
とても心が揺さぶられるわね…(*T^T)
今回、ご紹介する絵本のもとになったのは、
小さい頃から病気と戦ってきた
小学生の前田海音(まえだみおん)さん!
彼女が病院で体験した
「あること」をきっかけに産まれた
この素敵な絵本‥
「二平方メートルの世界で」。
出典:Amazon
病気の子どもだけじゃなく、
生きとし生けるもの全てへの
エールを感じるこの絵本と、
原作者・前田海音さんについて
今回は調べてみたわ。
良かったら一緒に見ていってねー!
目次
1.絵本「二平方メートルの世界で」書籍情報
絵本「二平方メートルの世界で」は
2021年4月20日に小学館から発売。
AB判の40頁で
価格は税込み1650円よ。
…絵本ってやっぱり
お値段が張るわよね~。。
でも、この絵本はその価値十分アリ!!
話の元になったのは、
北九州市が開催している
「子どもノンフィクション文学賞」
2020年の第11回「小学生の部」の
大賞受賞作!!
この「子どもノンフィクション文学賞」は
小中学生が自分で見たり、聞いたり、
経験したこと、自分だからこそ感じて
考えることができたことを、
自分にしか書けない表現でつづった作文を
対象に、毎年全国から募集しているのね。
当時、小学3年生だった
前田海音(みおん)さんが書いた
原稿用紙10枚の作品
「二平方メートルの世界で」は、
あのリリー・フランキーさんを始めとする
審査員たちを唸らせ、満場一致で
大賞に選ばれたの。
ちなみに、その作品全文は、
こちらの北九州市立文学館で
読むことが出来るわよ~!!
アフロも読んだけれど、
「これを、小学3年生が書いたの!?」と
衝撃で、開いた口が塞がらなかったわ。。
家族や健康への素直で率直な想い、
生命に対する深い洞察、
そして「伝わる」文章力…
これはもう満場一致になるわ…( ̄▽ ̄;)
この作品は多くの人の目にとまり、
心を動かされる方が続出!
今回、あの人気絵本作家
はたこうしろうさんが、
この話にピッタリの絵をつけて
絵本として刊行されることになったのね。
2.「二平方メートルの世界で」原作者・前田海音(みおん)プロフィール!脳神経の病気とは?
この素敵な物語を創ったのが
北海道札幌市立伏見小学校の
前田海音(みおん)さん。
現在は小学5年生になっておられるよう。
出典:朝日新聞デジタル
2010年、北海道滝川市に生まれた
前田海音(みおん)さんは、
幼少期から脳神経の病気で、
睡眠中に呼吸が止まったり、急な発作が
起こったりすることがあったの。
そのため3才の頃から検査や治療のために
年に数回入院や通院をされているのね。
ちなみに、前田海音(みおん)さんが
抱えている病も調べてみたんだけど、どうやら
「限局性皮質異形成(Focal cortical dysplasia: FCD)」
という難病みたい…。
大脳の一部が生まれつき正常に形成されず、
てんかん発作等が起きる指定難病。
「てんかん」に罹患している人は、
日本全国で約100万人くらい
おられるそうなんだけど、
そのうち2割くらいの人に
適切な薬を使っても発作を抑制できない
「難治性てんかん」が存在するのね。
前田海音(みおん)さんもその1人‥。
「その苦しみにたえられるからえらばれたんだよ。」と言われたことがあったけど、 えらばないでくださいと思った。
そんな海音(みおん)さんの言葉が
きれいごとじゃないリアルを
私たちに投げかけてくるのね…。
現実を悲観するでもなく、
かといって美化するわけでもなく、
今ある現実に淡々と、でもしっかりと、
向き合っている姿からは
私たち大人の方が色々なことを
考えさせられるわ…。
笑顔がとってもキュートで、
趣味は将棋と水泳と読書。
好きな絵本は「100万回生きたねこ」
という小学生の女の子らしい
言葉も覗く前田海音さん。
彼女への注目と共に、
病気への関心も高まって、
画期的な治療法が生まれると良いわね!
ちなみに、この病気の原因となる
遺伝子が発見・研究されているという話も!
海音(みおん)さんと共に、
こちらの研究も応援していきたいところね!
3.「二平方メートルの世界で」挿絵作家は、はたこうしろう!
さて、この素敵なお話に、
イメージぴったりの素敵な絵を
付けて下さったのが、
絵本作家のはたこうしろうさん!
はたこうしろうさんは
1963年兵庫県西宮市生まれ。
5才で大阪府高槻市へ移住され、
大学も京都精華大学美術学部というから
何気に関西とは関わりの深い方ね(*’ω’*)
今は東京を拠点に活動をされ、
絵本のほか、挿絵やイラスト、
ブックデザインなどを数多く
手掛けておられるわ。
何気にビックリしたのが
奥さまがあの漫画家の
おーなり由子先生!Σ(・□・;)
集英社の「りぼん」を
愛読していた者としては
コレは見逃せないポイント!!
おーなり由子先生も最近は
絵本作家としての活動も活発ね。
ご夫婦で絵本も出しておられるわ。
【どしゃぶり】
出典:Amazon
↑コレがまたねぇ、
いい絵本なのよ(*´▽`*)
さらに余談なんだけれど、
はたこうしろうさんの絵本で
アフロが大好きなのはコレ!
【はじめてのオーケストラ】
出典:Amazon
ベートーヴェンの第九を
可視化するとこうなるのね~、と
ため息交じりに心地よく眺めるの。
「目に見えないもの」を
とても大切に、鮮やかに表現される
はたこうしろうさんの優しい絵…。
「二平方メートルの世界で」では
実際に、はたこうしろうさんが
前田海音(みおん)さんを訪ね、
北海道・札幌に足を運んで取材。
海音ちゃんが見ている札幌の街の風景や、小学校、そして病院を描いた。なにより、海音ちゃんの心を描いた絵本です。
出典:小学館
「はたこうしろう」さんだからこそ
表現できた前田海音(みおん)さんの世界…。
是非手に取ってみてね!!