こんにちは。
マダム・アフロよ。
昨今のコロナ事件では多くの人が
影響を受けているわね～。。
人生一寸先は闇…どんなことが
目の前に待ち構えているか
分からないのが令和を生きる私たち。。
人間だから失敗や過ちも犯す。
それでも立ち上がるのが人間らしさだけど
中にはアルコールや薬物への依存、
そして犯罪など、一度手をつけると
再起がとても大変なケースもあるわよね。
世間の冷たい目、
社会的ハードルの高さ…
孤立することでますます
悪循環にはまる人がいる一方、
「人の力」で助けられる人もいるのが
世の中捨てたもんじゃないわねー(*’ω’*)
今回、ご紹介するのは
NHKのETV特集で放送される
茨城県鹿嶋市にある介護施設
デイサービス「百寿」。
全国でも珍しい依存症の高齢者を
受け入れている「百寿」…
その入居者さんや代表・開設者について
調べてみたので良かったら一緒に
見ていってねー！！
目次
1.茨城県鹿嶋市にある依存症高齢者施設「百寿」とは！？
現在、日本社会において
密かに深刻な問題となっているのが
薬物やアルコールなどの
「依存症」を抱えた高齢者の増加…。
だけど、受け入れに対する不安から
実際に依存症高齢者を受け入れてくれる
介護施設はまだ少なくて、
多くの身寄りのない（受け入れ先のない）
依存症高齢者が路頭に迷ったり
孤独死されたりしているみたい…(T_T)
そんな中、依存症高齢者を積極的に
受け入れているのが、
茨城県鹿嶋市にある介護施設「百寿」。
2015年3月20日
その前身となるデイサービス
「百寿亭」からスタートし、
2017年から「百寿」として
リニューアルオープン！
その時には定員が18→36名と
一気に倍に増えたのねー(*’ω’*)
入居者の方々を世話するのは
依存症について学んだスタッフたち。
行き場を失い、失意の中で
孤独だけを抱えていた入居者の方々に
寄り添って、新たな「居場所」を作る…。
そんな素敵な取り組みをされているのが
このデイサービス「百寿」さんなのね。
その理念は
どなた様でもご利用でき、
居場所の提供と共に、
アットホームな環境作りと真心で、
ご利用者様の生活の質向上、並びに、
ご家族様の負担軽減を目指すと共に、
様々な活動を通して地域に貢献する。
出典：百寿ホームページ（http://www.hyakujyu.com/）
ステキね～！！(*’ω’*)☆
全国でも珍しい依存症高齢者を
受け入れてくれる介護施設として
今、大きな注目を浴びているようよー！
2.「百寿」の利用者①アルコール依存症の新城秋男さん
明るく活発な若い人が活躍する
デイサービス「百寿」は、
とっても元気で明るいイメージ。
だけど、利用されている
依存症高齢者の方の過去は
とても切ないものが多いのね。
その一人、新城秋男さんは
アルコール依存症。。
沖縄県出身で77才の新城さんは
お子さんが2人いるようだけど
30年以上音信不通だとか。。
（2019年5月情報）
アルコールが原因で妻とは離婚。
そりゃあ、家族からすると
「会いたい」と言われて
なかなか「はい、そうですか」とは
言えないわよね。。
ただデイサービス「百寿」に
通所されることで、
新城さんの心には大きな拠り所が
出来たみたい…良かったわ(*T^T)。
実際の子どもや孫に会えない
新城秋男さんにプレゼントされたのが、
スタッフの方のお子さんの写真と
メッセージで作ったアルバム…。
画一的で機能的なサービスではなく
こういう工夫と心遣いが
依存症高齢者の心のすき間を満たし、
身を持ち崩すような
依存生活に戻ることを防ぐ
ゲートキーパー的な役割を
果たしているよう…(・∀・)
断酒歴7年を超える新城さん。
今は、その居場所やスタッフを
裏切るようなことをしたくない…
って気持ちが、新城さん自身を
守っているように感じるわ。
3.「百寿」の利用者②薬物依存症の菅沼侃（ただし）さん
菅沼侃（ただし）さんは77才。
病歴は「薬物依存症」…
だけど、新城さんと同じく
薬を止めて8～9年経過されている様子。
薬によって人生を狂わされた
菅沼侃（ただし）さんは
服役した過去もあり
その回数は10回でなんと30年！
どんな事情が菅沼さんを
ここまで自暴自棄に追い詰めたのかは
分からないけれど…
うーん、なんとも言いようのない
気持ちになってしまうわね(´-ω-`)
生まれは北海道で、
お子さんも2人おられるそう。
だけど、このお子さんとは
音信不通になっているとのこと。
親として会えない気持ちを想像すると
凄く切ないものがあるけれど、
同時に家族を顧みず薬物に手を出し
警察のお世話になった親を持った
子どもの気持ちを考えると
それはそれでいたたまれないわね。。
血のつながった親子とは言え
…いえ、親子だからこそ、
一度切れてしまった糸を結ぶのは
難しいのかもしれないわ。
「俺なんか地元に帰ってバスに乗るだろ。
着いて30分もしないうちに町じゅうに広まっちゃうんだ。
『侃（ただし）が帰ってきてるから表に出るなよ』
って子どもに言うらしいよ」
出典：NHKハートネット
菅沼さんが自虐的に語る言葉に
後悔と悲しみと圧倒的な孤独感を
覚えてしまうわね…。
だからこそ「寂しいままで死なせない」
…依存症患者の孤独な心に寄り添う
「百寿」のような場所やケアリストさんを
今の時代、より必要となって
きているのかもしれないわね！(>_<)
4.「百寿」代表の加瀬誠氏
そんな「百寿」の代表を務めるのが
自身も依存症の経験があるという
加勢誠さん。
出典：https://www.nhk.or.jp/heart-net/
2019年5月の段階で32才‥
ということは、今は33才！？
若いのに、めちゃくちゃ凄い
信念・思想をお持ちで、
しっかりされているわねー。。
施設では週に5回
「ミーティング」が行われ
テーマを元に自由に話す場があるのね。
その中で、加勢誠さんは
「代表」としてではなく
一人の依存症者「まこと」として
一緒に参加されるよう。
加勢さん自身、毎日、父親からの
暴力を受けて育ち、
「こんな父親になりたくない」と思いながら
同じような道を進んだ経験が
あるんだとか。。
上からの目線ではなく
同じ「仲間」として、
気持ちを共有する…
それによって心に傷を負ってきた利用者は
大きな安心感と信頼を覚える。
この仕組みは
奈良少年刑務所で行われていた
「社会性涵養プログラム」を
思い出すわ。。
とはいえ、なかなか簡単に
出来ることではないこと。
代表・加勢誠さんの人としての懐が深さ、
器が大きさを感じるわね。
「依存症の人を救いたい」という
気持ちが本当に大きいのね。
だからこそ、ちゃんとした
「受け皿」を作ろうと
奔走されてきた様子が伺えて、
単にお金儲けのための運営とは
全く別次元の情熱を感じるわー。
5.「百寿」開設者＆NPO法人「潮騒ジョブトレーニングセンター」理事長・栗原豊氏
もう一人、この「百寿」の立役者が
NPO法人「潮騒ジョブトレーニングセンター」の
理事長でもある栗原豊氏。
出典：https://www.pfizer.co.jp/
現在、77才の栗原さん…
この方の経歴も物凄いのね(・ω・;)
父親が戦死し3才で養子に出された
栗原さんは、虐待を受けて成長。
13才で飲酒、20代で暴力団、
20代半ばになると覚せい剤…と
破滅への道を爆進…！(*T^T)
覚せい剤利権の抗争事件での逮捕を機に、
刑務所にも7回入り、服役は通算20年。。
最終的には丸３日間お酒を飲んで
包丁を持っているところを逮捕され、
薬物依存症回復施設ダルクへ
つながることを条件に処分保留に。
ただ、これが転機となって更生し、
2006年には自ら
「鹿嶋潮騒ダルク」を創設。
こちらはNPO法人化した2019年に、
「潮騒ジョブトレーニングセンター」
と名称を変えて、現在に至るのね。
運営する寮には依存症の男女
約230人が入所し、社会復帰を
目指しているんだとか。
さっきの加勢誠さんにも通じるけど
自身が茨の道をかいくぐってきた人は
情熱や思い入れも半端ないわね～。
栗原豊さんはなんと
76才にして定時制高校4年生に！
さらに、その先は
通信制の大学に進み
精神保健福祉士の資格取得を
目指している、というから驚きね！！
…人間いつからでも
やり直すことが出来る。
そんな強いメッセージを
生き方で示してくれる栗原氏。。
凄い人がいたものねー…(;・∀・)
6.「百寿」の評判やアクセスは！？
まず上に立つ人たちの熱量がスゴイ
デイサービス「百寿」。
「職員の笑顔がまぶしい」
「感じが良い」と
その評判はとても良いのね。
サービスを利用している本人だけなく
家族の人の心も包んでくれるような
「百寿」さんのアクセスや
基本情報はコチラ！！
デイサービス百寿
住所：〒314-0031
茨城県鹿嶋市宮中218-2
アクセス：大洗鹿島線「鹿島神宮駅」より徒歩20分
（※送迎あり）
TEL：0299-94-3858（本社）
営業時間：365日年中無休
株式会社 百壽
住所：〒314-0031
茨城県鹿嶋市宮中221-4桜ビル201(本社）
また以下のサイトから
より詳しく、リアルな様子が
伺えるわよー！
口コミにもあるように
スタッフさんがまず
笑顔で活き活きとしていて
こちらも元気になってくるわね(*’ω’*)
今後、施設数が増えるかも…という
話もあるから、期待したいところねー！！
まとめ
いかがだったかしら？
依存症高齢者を受け入れてくれる
介護施設…デイサービス「百寿」。
そこに関わる人々の過去と
情熱がまた凄かったわねー。
大切なのは
「ここにいても良いんだ」という
「居場所作り」のよう。
その安心感から「何か」に対する
依存が少なくなっていく様子は、
人にとっていかに人との繋がりが
必要不可欠なものであるか‥ということを
改めて考えさせられるわね。
依存症は決して
「心が弱い人だけがなる病」ではなく
生きていく中で躓いて
目の前に大きな闇が広がった時、
誰もが陥るかもしれない病…
と、同時に巻き込まれた家族が
出来るだけ距離を置きたい、と
思う気持ちも分かるのよね～。。
だからこそ「百寿」さんのように
「依存症」に対する知識や理解が深く
入居者や家族に寄り添ってくれるような
存在は本当に大きくて、
これからもすごくすごく社会からも
必要とされていきそう。
…本当はそこまで追い込まれる前に
社会の中でセーフティネットがあると
一番良いんだけどね。
多くの人が安心して暮らせる社会…
そのヒントが「百寿」にはありそう
…そう温かい気持ちで感じたアフロでした。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうねー！！