二平方メートルの世界で(前田海音・はたこうしろう)病児原作絵本に涙!あらすじ・感想に展覧会情報も!!

4.「二平方メートルの世界で」のあらすじ・感想!病気の女の子が見つけたものは…

札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう・・・。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。

出典:小学館

先にも書いたけれど、この絵本、

「二平方メートルの世界で」

病院に検査入院していた

前田海音(みおん)さんが実際に

体験したエピソードが原作。

たまたま、いつもと頭と足を逆にして

ベッドに横たわった海音(みおん)さん。

彼女が見つけたのは、

オーバーテーブルの裏に書かれた

たくさんのメッセージ!!

「みんながんばろうね」

「再手術サイテー」

「ママにめいわくかけちゃってる。ごめんね‥。」

海音さんと同じベッドを使っていた、

会ったこともない…でも、ここで

病気と闘ってきた子どもたちの言葉。

それを見た彼女は、

自分はひとりじゃないことに気付き、

勇気づけられるのね。

病気では泣かなかった海音(みおん)さんが

このメッセージで涙をこぼすシーンは

鼻の奥がツーンとしすぎて

アカンかったアフロ…(*T^T)

そして、それ以上に深いのが

彼女が紡ぐ言葉の重さ…。

病気がある私のような子供が、しょう来にゆめを持つことや、 自分に出来ることを見つけることはとてもむずかしい。

しかし、 明日のことはだれにもわからないことは病気があってもなくても変わらないことは知っている。

一日一日、 いっしゅん感じたり見たり聞いたりすることを大切にすること。 生きていることのすばらしさは気づかないことが多いからようじんした方がよいことも、 私は知っている。

出典:北九州市立文学館リンク

命も健康も、もちろん大切で

私たちは言葉の上でそれを知っているわ。

だけど、そのことを心から身体から

魂から理解しているのかしら?

今日という奇跡の一日を

ちゃんと悔いなく過ごしているのかしら?

2平方メートルの世界から投げかけられた

前田海音(みおん)さんと

たくさんの名もない子供たちからの

メッセージからは、

私たちが絶対に忘れちゃいけない

当たり前の毎日の愛おしさが

伝わってくるような気がするわね。。

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5.「二平方メートルの世界で」展覧会情報!

ちなみに、この素敵な絵本

「二平方メートルの世界で」の

原画展が行われているとの情報も!

2021.5.12.(水)~18(火)

東京・神保町ブックハウスカフェ

場所:ギャラリーこまどり(1F右奥のギャラリー)

営業時間:11:00~18:00 (最終日は17:00まで)

料金:無料

ホームページ:https://www.bookhousecafe.jp/

2021.6.18.(金)~7.15(木)

東京・丸善丸の内本店

Twitter:丸善丸の内本店

いずれも東京なのが辛いところ!

でも、いずれ巡回のチャンスも!?

ちなみにもう終わってしまったけれど

この原画展のスタートは、

前田海音(みおん)さんのいる

物語の舞台となった北海道の

札幌から始まっていたのよね。

これからの情報も引き続き

追っていきたいわね(*’ω’*)

まとめ

いかがだったかしら?

2020年第11回

「子どもノンフィクション文学賞」

大賞を獲得し、絵本化された

前田海音(みおん)さんの

「二平方メートルの世界で」

入院中の孤独感や、家族への想い、

そしてベッドのテーブルにあった

落書きを見つけた時の気持ち…

小学3年生だった海音(みおん)さんの

言葉は、改めて「生きる」ということを

考えさせてくれるわね。

そして、彼女の「想い」や「心」を

北海道の景色と共に織り成していった

絵本作家・はたこうしろうさんの絵!

この挿絵がまた素晴らしいのね!!

ラストシーンには息を呑むわ。

この絵本化に際して、海音(みおん)さんは

「病気と生きる仲間がいること、いたことを、

わたしが代表してみんなに伝える役割なのかなと、

覚悟を決めました」

「子どもたちからわきあがる

『生きたい』という声を伝えたかった」

と話されているのね。

そんな彼女の姿と言葉は、

老若男女問わず多くの人を魅了し、

勇気づけてくれるわ…。

その様子はNHK・Eテレの

ハートネットTVでも紹介される様子!

(2023.2.6.放送予定)

海音(みおん)さんの勇気に感謝するとともに

この「大切なこと」を絵本を通して

子どもたちと分かち合っていきたいなぁって

思うアフロでした(*’ω’*)

今日も最後まで読んでくれて

ありがとうね~!!

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