こんにちは!
マダム・アフロよ♪
新しくなったNHK
「世界はほしいモノにあふれている」。
大切な世界観はそのままに、
JUJUさんと亮平くんが紡ぎ出すステキな時間が
私達と癒してくれるわね~(*’ω’*)
今回の「せかほし」では
アフロの大好きな「絵本」が紹介!
以前はチェコの絵本の紹介もあったけれど…
今回はなんとインド!
しかも知る人ぞ知るタラブックス!!
これは調べてご紹介しないとー!( *´艸`)
めくるめくインドの絵本作家
バッジュ・シャームさんの世界…、
幻とも言える絵本の数々を調べてみたので
良かったら一緒に見ていってねー!
目次
1.バッジュ・シャーム(Bhajju Shyam)インド絵本作家プロフィール!
バッジュ・シャームさんは
1971年インドのマディヤ・プラデーシュ州
パタンガル村生まれ。
フルネームはバッジュ・シン・シャーム
(Bhajju Singh Shyam)
インドの中でも最大の少数民族である
ゴンド族をルーツにするバッジュさんは、
小さいころから母親が泥を使って
家を装飾するような伝統的な方法を
見ながら育ったというわ。
そして、叔父で同じくゴンド画家である
ジャンガル・シン・シャームさんに
その才能を見出されて、独立したんですって。
その名を世界的に知らしめたのが
2002年に制作され、後述する運命の出版社
タラブックスから出版された
「ロンドン・ジャングルブック」!
出典:Amazon
地下鉄をミミズに見立てたり、
飛行機が飛ぶ様子に
象が空を飛ぶところを連想したり…、
ロンドンの象徴・ビッグベンが
時を告げるニワトリになっているのには
なるほど~!って唸ってしまうわ(#^^#)
自らが初めてイギリス・ロンドンに2か月滞在した時、
バッジュが感じた新鮮で斬新なインスピレーションが
ふんだんに織り込まれたこの作品
「ロンドン・ジャングルブック」。
この作品は世界中から
想像していた以上の評価を受けることとなり、
バッジュ・シャームは一躍、
世界有数の絵本作家…そして
ゴンド絵画の第一人者として知られることになったのね。
その後も、ゴンド神話の聖なる木を描いた
「夜の木(Night Life of Trees)」や、
ゴンドの創世神話を描いた
「世界のはじまり(Creation)」など
世界を虜にするような魅力的な作品を
後述の出版社・タラブックスと共に制作。
2008年にはボローニャ国際児童図書フェアを受賞。
また2018年には、絵本でゴンドアート絵画が
世界に知られるようになったことが評価され、
インドで4番目に高い民間人賞である
パドマ・シュリー賞を受賞しているわ。
2.バッジュ・シャーム(Bhajju Shyam)とインド出版社・タラブックス(TaraBooks)、運命の出会い!
さて、そんな素敵なゴンドアートの第一人者、
バッジュ・シャームさんを
世界的に有名にするきっかけを作ったのが、
インド・チェンナイにある小さな出版社
タラブックス(ターラーブックス)!!
1994年に設立され、
南インド・チェンナイを拠点とする小さな出版社
タラ・ブックスを運営しているのは
ギータ・ウォルフとV.ギータという
二人のインド人女性なのね。
女性…というのが意外だったわね。
でも、だからこそ、
あの採算度外視の美しい作品が
生まれることができたのかも。
古い布を材料にした手漉きの紙に、
シルクスクリーンで印刷され、
さらにさらに製本は一冊ずつ手作業というから
気が遠くなる工程よね…(゚Д゚;)
だからこそ、そのハンドメイド絵本は、
一冊一冊がまさしく「美術品」!!
手作りのぬくもりが直に伝わり、
その色彩は多くの人を魅了し続ける…。
世界中で熱狂的なファンがいるのも
うなづけるわ…。
ちなみに「タラ(ターラー)」はサンスクリット語で
「星」の意味があるんですって。
そんなタラブックスは、数ある出版社の中でも
唯一無二の光を放つまさしく孤高の星。
ステキよね~!
そんな小さな出版社・タラブックスにとっても
バッジュ・シャームさんとの出逢いは
運命の別れ道になったみたい。
きっかけは、本当に些細なことで、
タラブックス代表であるギータ・ヴォルフさんに、
彼女の友人が展覧会で購入した
バッジュ・シャームさんのの小さな絵を
見せたんですって。
その絵にビビッときたギータさんが
すぐにバッジュさんに連絡、
タラブックスに招いたというわ。
ギータさんのセンス・決断力もスゴイし、
それに応じたバッジュさんもステキ☆
人生のどこに運命の女神さまの仕掛けが
転がっているか分からないわね~!
ちなみに、このインドの小さな出版社
タラ・ブックスについては、
この本に更に詳しくのっているわ。
【タラブックス~インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる】
出典:Amazon
興味のある人は是非手に取って
読んでみてね!(・∀・)