こんにちは。
マダム・アフロよ。
もうすぐ、子どもの日!
子どもが健やかに育ってくれるって
本当にありがたいことね。
だけど、親って欲張りだから、
ついつい「もっと…」を
期待してしまう。。
そんな過度の期待が親子ともども
追い詰めることもあるんだけどね…。
親子にとって本当に
大切なものってなんだろう?
そう考えた時にヒントになりそうなのが
今回のNHKハートネットテレビで
紹介される「NHK障害福祉賞」の
第55回最優秀を受賞された
重度自閉症の息子さんを持つ母・
小林順子さんの生き様‥。
親として原点に帰ることのできる
小林さんの体験記「有難う」は、
障害のあるお子さんを持つ人だけでなく
全ての「親」の立場の人に
読んでほしいわー!
今回は、このNHK障害福祉賞や
小林順子さんについて調べてみたわよ。
良かったら一緒に見ていってねー!
目次
1.柳田邦男氏も絶賛!いのちの手記~「NHK障害福祉賞」とは?
さて、この「NHK障害福祉賞」って
ご存知かしら?
NHK障害福祉賞は、
障害のある人自身の貴重な体験記録や、
障害児・者の教育や福祉の分野での
すぐれた実践記録を募集するために
作られたんですって。
NHK厚生文化事業団が主催し、
1966年から始まったんだけど、
手記から伝わってくる
障害のある人や家族などの
実際のリアルな体験は、
今を生きる人々の胸に
強く鮮烈に差し迫ってくるわ。。
1985年からは、
あのノンフィクション作家、
柳田邦男さんが選考委員として参加。
「人間理解の宝庫」、
「こうした作品を読む理由が分からない
という気持ちが分からない」…
こんな風に仰いながら、
並々ならぬ情熱を持って、
作品のひとつひとつと
向き合っておられるのね。
そこから浮かび上がるのは、
障害のある人・ない人…という
境界を軽く超えたものごとの捉え方。
2015年に国連で議決されたSDGsは、「誰ひとり取り残さない持続可能でよりよい社会」を目標とすることをうたっていますが、それはまさに福祉社会であると言っていいと思います。そうした社会は、障害のある人との「共同作業」でなければ、絶対につくることが出来ない。福祉社会というのは、「障害のある人のために障害のない人が作るもの」ではなく、「障害のある人と障害のない人との共同作業によって作るもの」である。
出典:NHKハートネット
柳田さんが「人間理解」と仰るのは
ここにあるのかも。
自分が生きているこの時代を、
狭い枠を超えたところから
観ることのできる
貴重な機会でもあるのね。
2.第55回NHK障害福祉賞・最優秀受賞作品は「有難う」(小林順子)
さて、今回のNHKハートネットTVでも
取り上げられる今年度…つまり
第55回の障害福祉賞最優秀賞は、
神奈川県に住む小林順子さんの
「有難う」。
重度自閉症と診断された息子の
将(じょう)さんとの療育の日々…
そして順子さんの乳がんの宣告…。
これでもか…という困難が
降りかかる順子さんと将さん。
だけど、お二人を取り巻く
周囲の人々の暖かな眼差しのや
サポートによって、
その一つ一つを乗り越えて
いかれるのね…。
柳田邦男さんの仰っている
「人間理解の宝庫」という意味が
なんとなく分かる気がするわ。
この作品はHPでも読めるわ。
「文字」が持つ力の凄さを
心全体で感じることができるの。
是非ぜひ読んでみてね!
3.小林順子さんプロフィール。重度自閉症の息子・将さんと素敵な夫も!
小林順子さんは神奈川県茅ケ崎市出身。
52才ということなので、
1968か1969年のどちらかの
生まれと推察されるわね。
小学時代は水泳やそろばんに勤しみ、
大会の選手になるほどの活躍ぶり!
高校卒業後は一人暮らしをし、
持ち前の明るい性格を活かして、
様々なイベントMCを
10年以上続けてきたそうよ。
息子の将(じょう)さんは
2000年のミレニアム生まれ!
誕生日は1月25日という情報も。
だけど2才を過ぎた頃から、
奇妙な行動が見られるように…。
「何もない壁に向かって
手拍子をしながら飛び跳ねる」ということを、
30分もやっていることも…。
病院での診断は、先天性の障害で、
最重度知的障害の自閉症。
そこから順子さんの
怒涛の日々が始まるんだけれど、
その辺りは是非、「有難う」で
読んで頂きたいところ!
ちなみに最初、将さんは
一生オムツと言われていたんだれど、
お母さまの療育が実を結び
トイレの自立を達成!
これって、めちゃくちゃ
凄いことよね~。
(ここには、ある方の素敵な
サポートもあったんだけど…
それも是非、受賞作「有難う」で!)
だけど、そんな小林順子さんに
第二の試練が…それが乳がん。。
2015年当時、息子の将(じょう)さんは
高校一年生…。
「私が死んだら
息子はどうなってしまうのだろう。」
…って、凄く悩まれたようね。
以前書いたこの人の時にも思ったけれど、
障害を持った子を持つ親の
心の苦しみ・葛藤は、
本当に想像を絶するものだわ…。
小林順子さんの場合、
ステキだな…と思ったのは、
理解と包容力のあるご主人や
お母さまたちのサポートがあったこと。
ご主人との出会いやお仕事は
何か分からなかったけど、
必要な時はそばにいてくれる
心強いパートナーってことは、
様々な情報やお写真から
伝わってくるわ~(*^-^*)
出典:お母さん大学
そして、「有難う」にもあるけれど、
小林順子さんはフラダンスとの
出会いによって、笑顔を取り戻すのね。
それは同時に、息子さんの喜びにも
繋がることに気付かれるのね。
出典:https://www.facebook.com/PhotoStudio.Home/
「自分自身を大事にすることで
子育ても楽になるのでは。
障害を持つ子のお母さんに
何かヒントを伝えられたら…」と、
様々な活動を開始。
2018年には
ジュンコ・フラサークルを設立!
現在は障害者支援者のために
フラを教えておられるわ。
ちなみに、小林順子さん、
同じく乳がんサバイバーである
古村比呂さんとの対談もされているのね!
まとめ
いかがだったかしら?
第55回NHK障害福祉賞で
最優秀賞を獲った
「有難う」を書かれた
小林順子さん。
最重度知的障害を持った息子
将(しょう)さんとの生活や
病魔・乳がんとの戦いなど、
様々な困難があったけれど、
それを乗り越えてこられた
小林順子さんの言葉は、
障害を持った子の親だけでなく
たくさんの「子育て」に関わる
人々の心に希望と勇気を
与えてくれるわね。
すごく感じたのは
「子どもの幸せを願うためには、
まず自分自身が笑顔でいることが大切」
っていうこと。
お母さんはやっぱり、
家の中の太陽でいることが
必要なのよね~(*’ω’*)
柳田邦男さんが「人間理解の宝庫」と呼ぶ
この「いのちの手記」は、
この世界に生きる苦しみや悲しみ、
そして同時に溢れる喜びを
圧倒的な生命力を持った言葉で
私達に届けてくれる気がするわ。
今回のNHKハートネットTVで
取り上げられる、そんな素敵な
お話に耳を傾けつつ、
この5月5日子どもの日には改めて息子に
「生まれてきてくれて、ありがとう」って
伝えたいなぁ…って思うアフロでした。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうねー!
コメント
はじめまして、田中と申します。
私のツイッターで、小林順子さんのこの記事を紹介させていただきました!
順子先生とは去年の夏にツイッターで出逢ったばかりなのですが、
その人柄にほれこみフラもたまに教えていただくようになりました。
素敵な記事で涙がでました。
マダムアフロさまとぜひお会いしたい!
そんな気持ちになってしまいました。
他もたくさん記事を書かれているので、これからじっくり読みたいと
思っています。
楽しみができました♪
田中さま
コメント、ありがとうございます!
小林順子さまのお知り合いの方からのメッセージ‥しかも、Twitterで紹介までして頂いたとのこと‥。
私の拙い記事にここまでして頂き、恐縮しております。
私は小林さまに直接お会いしたことはありませんが、「有難う」をきっかけに色々と調べる中で、その魅力的なお人柄に、生きる力のお裾分けを頂いたように感じています。
NHKでは、そんな魅力的な方や、心動かされる方が数多く紹介されますね‥子育ての中の自分の備忘録もかねて記事を重ねております。
が、こんな形で評価を頂けるとは思わず、正直とまどいつつ‥でも同時に勇気を頂きました。
抱えるものの大きさは人によって色々ですが、たくさんの人との繋がりの中で、自分らしく生きていけると良いですね。
改めて未来に希望を持てました。
小林さまとの繋がりを作られた、田中さまのその行動力もステキで魅力的です(*^^*)
素敵なメッセージを、ありがとうございました!
田中さんのTwitterで知りました!
小林順子です。
読みましたっ、
嬉しくて何回も熟読しましたっ、
プリントアウトもしちゃいましたっ、
感激です。
アフロマダムさま、
本当に有難うございます。
Facebookでシェアさせていただきましたっ!
小林順子さま
えええぇ~っ!!ご、ご本人様ですかっ!?
きょ‥恐縮過ぎますっ!!(◎ω◎;)
お礼を言いたいのは、こちらの方です。
小林さまの「有難う」にも、そして生き様にも、すごく勇気を頂きました。
少しでも辛いことがあると、つい「世の中なんて‥」と思いがちな自分の心‥それを叱咤激励され、じんわりと優しい希望の光で満たしてもらったような気持ちになりました。
小林さまはモチロン、将さんや周りの方々の輝きに、「人間」や「未来」を諦めずに信じる勇気をもらいました。
その感動を伝えたく文章にするも、拙く未熟で‥それなのにご本人さまに読んでもらい、喜んでいただけたなんて‥光栄を通り越して本当に恐縮です。。
まだ心臓がバクバクしてます‥( ̄▽ ̄A
小林さまのように「存在」で人を癒し、勇気づけるパワーを持つ方は稀有だと思います。
これからも太陽のように内側から溢れるその光で、たくさんの親を‥そして人々を勇気づけて下さることを、心より願っております。
ますますのご活躍を祈りつつ、関西より心から応援しております!