こんにちは。
マダム・アフロです。
今日は、アフロ・イチオシの
現代美術アーティスト
大巻伸嗣さんについて
お伝えしたいと思います。
アフロが大巻さんに
初めて会ったのは
2008年横浜トリエンナーレ。
3年に1度開催される
現代美術の祭典に
ボランティアとして参加した時でした。
大巻伸嗣さんの代表作ともいえる
「Memorial Rebirth」。
たくさんのシャボン玉と
たくさんの仲間に囲まれた
飄々とした佇まいは、
そこに存在するだけで
ひとつの作品のようでした。
今、東京のちひろ美術館で
いわさきちひろ生誕100周年Life展
として、大巻さんの個展
が開催されています。
今回は、その最新情報も含め
大巻伸嗣さんの作品と
その魅力に迫ってみたいと
思います。
目次
- 現代美術作家、大巻伸嗣氏とは?
- 大巻伸嗣氏の代表作について
- 大巻伸嗣氏最新個展「まなざしのゆくえ」情報
プロフィール
出典:あいトリナビ
大巻伸嗣
生年月日:1971年1月8日
出身地:岐阜県
出身校:東京藝術大学大学院
東京藝術大学美術学部彫刻科教授
目次
1.現代美術作家、大巻伸嗣氏とは?
大巻伸嗣さんは1971年岐阜県生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科の
彫刻専攻修了されており、
現在は、2016年より
東京藝術大学美術学部彫刻科教授を
されています。
作品は展示空間そのものをアートにする
インスタレーションが多く、
観るものの五感に強く訴えてくる
ダイナミックかつ繊細なのが
特長です。
【Echoes-Infinity/2010東京都現代美術館】
静謐さ、儚さ、
そしていつもどこか
生と死を想起させる作品は
1度観たら忘れられない
どこか引っ掻き傷のような
インパクトを与えてくれます。
写真や図録で
この独特の世界観が
完璧に伝わらないのが
少し残念です。
是非、ライブで
体験してみてください!
【Liminal Air Space Time/2019 岐阜県美術館(第8回円空大賞展)】
2.大巻伸嗣氏の代表作について
先にも紹介した、
空間をシャボン玉で彩る
「Memorial Rebirth」は
大巻伸嗣さんの代表作とも言えます。
この作品は、
大量のシャボン玉発生機で作られる
シャボン玉はもちろん、
シャボン玉と風景、
またその場に居合わせた観客も
作品の一部となります。
そうして、人々の「記憶」に残ることで
作品は完成するのです。
【Memorial Rebirth -GIFU Project-/2009岐阜県岐阜市問屋町アーケード】
上の「ぎふ問屋町プロジェクト2009」は
問屋町が取り壊され
アーケードが無くなる前に行われたものです。
このアーケードの上で
大巻さんは幼少時代
よく遊んだとのこと。
無くなる前に多くの人の
記憶に残したいと、
大巻さんが呼び掛けて実現した
幻想的なインスタレーションです。
ムッシュと独身時代に行った
まさしくMemorialなイベントでした(*^^*)
大巻伸嗣さんの「Memorial Rebirth」は
これからも各地で行われると思います。
あなたの町にも来たときは
ぜひ作品の一部になる体験を
してください!(⌒▽⌒)/
3.大巻伸嗣氏最新個展「まなざしのゆくえ」情報
そんな大巻伸嗣さんの最新の個展が
東京のちひろ美術館で行われています。
いわさきちひろの生誕100年を記念して
「Life」をテーマに据えた『Life展』。
この中で、大巻さんは
美術館全体を使った
「生きる力」を呼び覚ます
作品を展示されています。
生涯水彩で子供を描き続けたいわさきちひろとは対照的なアプローチを行なう今回の展覧会では、草花を象徴的なモチーフの1つとして消えゆくものの儚さと「Life=生」の両極を捉え、いわさきちひろが捉えた「Life=いのち」を増幅させるようなインスタレーションを発表する。
明日、4/1はいわさきちひろの息子である
松本猛さんによるギャラリートーク、
4/21には大巻さんの
アーティストトークもあるようです。
いわさきちひろ×大巻伸嗣の
「いのち」の世界、
是非、直接、身体で感じたいですね。
まとめ
いかかだったでしょうか?
現代美術アーティストの
大巻伸嗣さん。
とても魅力的な作品の数々ですが
インスタレーションということで
作品同様、あとに残らない
儚さがあります。
そこがまた魅力的でもあるのですが
一期一会のチャンス
逃さないようにしだいですね。
☆展覧会情報☆
いわさきちひろ生誕100周年Life展
【会期】2018/03/01(木)~05/12(土)
【会場】ちひろ美術館・東京
〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL.03-3995-0612
【入館料】大人800円、高校生以下無料
【開館時間】10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日(4/30は開館)
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!