堀文子(日本画家)がNHK日曜美術館に!100歳の名言に絵本、夫や子どもは?記念館代表は超大物芸能人!

こんにちは。

マダム・アフロよ。

2019年に100歳でお亡くなりになった

日本画家の堀文子さんをご存知かしら?

日本画…というと繊細なタッチの

静かな作品のイメージがあるけれど、

彼女の作品は生命力に溢れた

キラキラしたものが多いのね。

2007年に開催された画業70年の

「堀文子展」には私も足を運んだの。

年を重ねるごとに鮮やかさを増していく

堀文子さんの作品たち…。

観ているだけで「生きる喜び」が

内側から沸き起こってくる感動は

今もハッキリと覚えているわ。

堀文子

(ちなみにその時の画集がコレ)

その2007年にNHK日曜美術館で放送された

「アーティストのアトリエより

画家・堀文子」が、2021年8月22日に

再構成されて放送されるというから

今からとっても楽しみ!!

今回は人生の師匠とも言える

堀文子さんについて調べてみたので

良かったら一緒に見ていってねー!

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1.堀文子(日本画家)プロフィール

堀文子さんは1918年7月2日、

東京麹町生まれ。

小さい頃の堀さんは自然界の営みに

興味津々の好奇心旺盛な少女だったみたい。

科学者に憧れるも

女性が学者・研究の道に進むのは難しかった

戦前の日本‥堀文子さんは芸術表現に

自らのエネルギーを注いでいくのね。

素材・絵筆

18歳で女子美術専門学校‥今の女子美術大学

師範科日本画部入学した堀さんは、

在学中に新美術人協会第2回展に

初入選を果たしたり、

雑誌や絵本の挿絵も手がけ、

新制作協会会員として大活躍!

34歳の時にはあの名誉ある

上村松園賞を受賞されているわ。

54歳の時には後述する絵本

「くるみ割り人形」が、

イタリア・ボローニャの

第9回国際絵本原画展

グラフィック賞を受賞!!

画家として確固たる地位を確立した

堀文子さんだけど、バブル期の日本は

性に合わなかったみたい。

恥知らずの国に成り下がり、

品位を失ったこの国で死ぬのは嫌だ。

と、なんと69歳でイタリア・アレッツォ市に!

ここにアトリエを構えた堀さんは

5年余り豊かな自然と向き合い、

取材と制作に没頭したというわ。

素材・海外イタリア

これだけでも凄いけど、

堀さんが本当に凄いのはココから!

なんと喜寿の77歳から、

アマゾン、マヤ遺跡、インカ文明を訪ね、

81歳にはヒマラヤを取材!!

後述する代表作「幻の花・ブルーポピー」

この取材をもとに制作・発表されたものなの。

堀文子・ブルーポピー

出典:シバヤマ

83歳のときに大病で倒れるも奇跡の回復!

その後、顕微鏡で見る微生物の美しさと

生命の根源に魅かれていった堀さんは

「極微の宇宙」をテーマにした作品を発表。

ちなみにアフロが魅了されたのは

この頃の堀文子さんのミジンコの作品。

それはまさしく「極微の宇宙」‥!

【極微の宇宙に生きるものたち II】

堀文子・ミジンコ

出典:Yahooニュース

堀さんが小さい頃に心奪われた

自然界の営みが、

こういう形で結実したと思うと

改めて感慨深いわね~(*^-^*)

いつも新しい挑戦を楽しみ、

「私には一貫した画風はない」

様々な画風で我々を魅了した堀文子さんは、

2019年2月5日に100歳で

大往生されるのね。

死因は心不全ということだけれど、

こんな風に生き切ることが

出来たらなぁ…って、

つくづく感じるわね。

堀さんは、学生時代に2・26事件に

遭遇したり、関東大震災や戦争を

乗り越えてこられたとのこと。

その生涯を通して生命に寄り添い

生命を讃える作品を

創り続けてこられた背景には、

静かだけれど力強い、命全体に対する

母性のようなものを感じるわね。

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2.堀文子(日本画家)の結婚した夫や子供は?

堀文子さんは29歳の時に

外交官の箕輪三郎さんと

ご結婚されているわ。

堀さんが人生を通して

世界を股に活躍された背景には

ご主人の存在の影響もあったのかも?

でも、夫の箕輪三郎さんは

堀さんが42歳の時にお亡くなりに…。

お子さんもおられなかったというから、

その失意・喪失感は

計り知れないものがあるわね(*T^T)

素材・孤独

そんな悲しみに打ちひしがれる

堀文子さんを救ったのが、旅と絵画!

エジプト・ヨーロッパ・アメリカ、

そしてメキシコと旅するんだけれど、

この中で新たな題材を得ると共に

日本画の持つ色彩や

顔料の美しさを再発見。

画家として再出発を果たすのね。

ご主人を早くに亡くされたことは

堀さんに心の面でも環境面でも

きっと大きな影響を与えることに

なったんじゃないかしら?

そんな堀さんの描く絵画だからこそ

ただ美しいだけではなく、

心の中に沁み入るものがあるのかも

しれないわね~(*’ω’*)

3.堀文子(日本画家)の代表作や絵本

画家としても女性としても

そして人としても豊かで

魅力的な堀文子さん。

そんな彼女の代表作が

先にも書いた

「幻の花 ブルーポピー」

堀文子・ブルーポピー

出典:シバヤマ

そして、イタリア・ボローニャの

第9回国際絵本原画展で

グラフィック賞を受賞した絵本

「くるみ割り人形」の挿絵!

【[バラの湖~くるみ割り人形より】

堀文子・くるみ割り人形

出典:おいだ美術

絵本好きのアフロとしては

初期の絵本作品も心惹かれるわ♡

【ビップとちょうちょう】

ビップとちょうちょ

出典:塩尻めぐみ幼稚園

(ちなみにこの絵本は、

あの福音館書店が毎月発行する

「こどものとも」の創刊号!!)

【はなとあそんできたふみこちゃん】

はなとあそんできたふみこちゃん

画風は晩年と比べると

大きく異なるけれど、

初期のこの頃からすでに

「見ているとワクワクする」

命の輝きを感じる不思議な画風は

確立されているように感じるわね~。

でも、実は…だれもが目にすることが出来る

意外なところに大作が飾られているの(フフフ…)

その秘密は次の項で詳しくご紹介するわね!

希代の絵師・堀文子さんと
あの意外な大物たちとの夢の交流!
堀さんの絵に魅せられた人々や
心に響く名言は次のページへ!

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