目次
3.ぐりとぐらの名前の秘密
耳に馴染んで心地よい
「ぐりとぐら」という名前の誕生も
絵本がきっかけになっているみたい。
2匹の猫が出てくるフランスの絵本
「プッフ エ ノロワ」。
みどり保育園の子どもたちも大好きで、
よく読み聞かせをしていたという中川李枝子さん。
この中で、キャンプの場面があって、
「グリッ グルッ グラッ 」という
はやし言葉のような歌を歌うシーンが
あるんですって。
子どもたちは、ここが大好きです、
いつも大合唱になっていたんだとか。
それが頭に残っていた中川さん、
主人公の小さなのねずみたちの名前に
使うことにしたのね。
深ーく考えたものより、
こうして自然に繋がったものの方が
愛されるのは世の常だわ‥(^ω^;)
名前もカステラのアイデアも、
「子どもの喜ぶ顔が見たいから‥」。
いつも根っこに、
子どもへの愛があったからこそ、
どの作品も心に残って
長く受け継がれる名作になったのね。
4.中川李枝子と夫・中川宗弥のなれ初めや子どもは?
そんな素敵な絵本作家、
中川李枝子さんの結婚された旦那さんや
子どもさんについても調べてみたわよー!
旦那さんはなんと画家・美術家の中川宗弥さん!
絵本作家と画家‥なんて
心ときめくカップルかしら!?(*>▽<*)
みどり保育園で働き始めて3年後の23歳で結婚、
翌年には長男を出産されているわ。
このあたりのエピソードも
いかにも中川李枝子さんらしいの。
最初は結婚する気は全くなく
結婚をうるさくいう母親に
「会社員はいやだわ。
そうね、絵描きならいいけど‥」
と言ったみたい。
まさかないだろうと思っていたのに、
紹介からご縁が繋がり、
あれよあれよという間に結婚することに。
これもひとつの物語のような
エピソードね~(*^^*)
当時は1960年代‥結婚した女性は
家庭に入るのが当たり前の時代‥。
だけど枠に収まるはずのない中川李枝子さん、
結婚後は保育園から5分の場所に新居を構え、
息子さんが生後8ヶ月で職場復帰も
果たされているというから驚きね!
もちろん息子さんも職場である
みどり保育園に通園。
働くお母さんの姿を間近で見れたことって
息子さんにとっても良い刺激に
なったんじゃないかしら?
ご主人の中川宗弥さんがまた素敵で、
お風呂やオムツなどの息子さんの世話を
率先してやってくれたんですって。
中川李枝子さんは「料理・食事」だけは
絶対の責任を持って取り組まれたというわ。
こういう家事・育児の分担は、
労力はもちろん、思考の負担も減って、
働く母親としては凄くありがたいわね~(*^^*)
ちなみに、中川李枝子さんと中川宗弥さんは
ご夫婦で絵本を刊行されているの。
出典:Amazon
なかでも、この「とらた」シリーズは、
「ぐりとぐら」と同じくらい長く
愛されてきた作品ね!
中川李枝子さんが紡ぐ
子どもを見守るような暖かい視線と
宗弥さんの味わい深い絵が相まって、
なんとも幸せ~な気持ちに
満たされるわ(*^^*)
ぜひぜひ、こちらも手にとって、
その世界に触れてみてねー!
5.宮崎駿監督もハマった!ジブリ化も検討された中川李枝子原作の絵本たち
長く受け継がれる名作には、
上手く言語化できないけれど
きっと大切な「何か」があるのね。
そんな中川李枝子さんの作品の中には、
あの宮崎駿監督がジブリでの映画化を
検討されたものもあるんですって。
それが「ぐりとぐら」!
宮崎:実は『ぐりとぐら』の映画化を考えたことがあります。演出家を募り、コンテを出させ、おもしろそうな人間に信頼できるアニメーターをつけ、準備班まで作った。結局うまくいかなかったんですが。
出典:ジブリのせかい
ジブリのアニメで見る、
ぐりとぐらのカステラ‥
絶対に美味しそうに違いないわッ!(◎▽◎)
さらには、先にご紹介した
「いやいやえん」も、
学生の頃の宮崎さんに大きな影響を
与えたんだとか‥。
衝撃だった。アニメーションにしたいと思いました。当時はまだ学生でしたけど、アニメーターになるとも決めていなかった頃にそう思いました。
出典:オリコンニュース
こちらは宮崎さんが中川さんに打診したものの
断られて実現できなかったんだとか。
でもね、これに着想を得て、
企画が発展して誕生したのが、
あの「崖の上のポニョ」なんですって!
そう思うと、何だか不思議よね~。
でも、ジブリのアニメで作られた
「ぐりとぐら」や「いやいやえん」も、
観てみたかったなぁ‥!(*^^*)
ちなみに「三鷹の森ジブリ美術館」の
映像の森・土星座では、
この「いやいやえん」を原作とした作品
「くじらとり」が放送されているわ!
中川李枝子さんの世界観を
ジブリアニメで観れる貴重な機会!
こちらも是非、触れてみたいところね!!
まとめ
いかがだったかしら?
「ぐりとぐら」の原作絵本作家、
中川李枝子(なかがわりえこ)さんの
素敵なプロフィール。
日本一の保母を目指し、
画家の中川宗弥さんと公私ともに助け合い、
あのジブリの宮崎駿監督にも
大きな影響を与えた物凄い存在感のある
女性だったわねー。
その根底にあったのは、いつも、
小さい人々に対する優しい眼差し。。
なにせ目の前にいつもかわいい子たちがいる。その子たちを最高に良い状態にして眺めるのが保育者の醍醐味なんです。とにかくみんなを喜ばせたかった。びっくりさせるのも好き。ちょっと優越感持てるじゃない。
出典:ジブリのせかい
作品から伝わる、
この一貫した子どもへの愛情が、
子どもはもちろん、
大きくなった子どもたちにも伝わって
癒され、受け継がれていく秘密なのかも‥。
大きなたまごの殻に乗って帰る
ぐりとぐらと一緒にワクワクした
あの気持ち‥思い出して、
子どもと一緒に楽しみながら
子どもの心の森を深くしていきたいなぁって
思うアフロでした。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうねー!!