みえるとかみえないとか・ヨシタケシンスケと伊藤亜紗の絵本最新刊、あらすじ・ネタバレ感想!【情熱大陸】

こんにちは。

マダム・アフロよ。

今日は「情熱大陸」

あの!ヨシタケシンスケさんが登場ということで

絵本好きとしてはウキウキワクワク♪

今回は、そんなヨシタケシンスケさんが

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の

伊藤亜紗さんの本をもとに作りあげた

新刊絵本「みえるとかみえないとか」

今回はこちらを調査!

ネタバレ感想も書いているので

良かったら一緒に見ていってね♪

出典:Amazon

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1.ヨシタケシンスケ・プロフィール!こどもの本総選挙ランクイン作品は?

1973年神奈川県生まれの

ヨシタケシンスケさん。

詳しいプロフィールは、

こちらの方に書いているわよ~♪

「イラストレーター」として活動していた

30代では売れなかったという彼の作品が、

40代にきて今、日本中の絵本好きの間で

大ブームに!!

正直、「絵本業界」って凄く大変な世界だと

聞いたことがあるわ。

「絵本作家」として食べていけるのは

ほんの一握り。

そんな中、自分の子育て経験から生まれた

絵本「りんごかもしれない」を筆頭に

業界唯一といっても良いメガ・ヒットを飛ばし

「児童書業界を牽引する存在」に!!

2018年、全国12万人の小学生が選んだ

「”こどもの本”総選挙」では

10位以内に4冊がランクインした

というから驚きね(゚Д゚;)

2位:あるかしら書店

3位:りんごかもしれない

7位:このあとどうしちゃおう

10位:りゆうがあります

その特徴は、「斬新な視点」。

子供以上に大人がハマってしまう

ヨシタケさんならではのシュールな視点は

目からうろこが落ちると同時に

なんだかとっても癒されるのね。

そんなヨシタケシンスケさん、

実は原画が小さいということで

本にするときは一般的な方法と逆で

拡大するというのも驚き!!

…これまた発想の転換ね!?(・∀・;)

今晩の情熱大陸では

ひとつの絵本が産まれる現場に密着!

その誕生の瞬間に立ち会えるって

滅多にないことだから、

是非見逃さず、チェックしたいところね(*^_^*)

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2.ヨシタケシンスケと伊藤亜紗の絵本最新刊「みえるとかみえないとか」のあらすじ

そんなヨシタケシンスケさんの

最新刊の絵本が

「みえるとかみえないとか」。

出典:Amazon

その内容は以下の通り。

宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、

なんと目が3つあるひとの星。

普通にしているだけなのに、

「後ろが見えないなんてかわいそう」とか

「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、

なんか変な感じ。

ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。

目の見えない人が「見る」世界は、

ぼくとは大きく違っていた!

出典:絵本ナビ

感想は後述するけれど

今まで以上に「深いな」って感じた

今回の絵本。

テーマは「違いを考える」

こどもにしか わからないこと

みんなより ゆっくりな ひとだけが かんじられるもの

あるけない ひとだけが わかること

きこえない ひとだけが みわけられるもの

ちがいを おたがいに おもしろがって

おなじところを みつければ、

せかいは とっても おもしろい…かも?

[出版社情報より]

今回は、東京工業大学准教授の

伊藤亜紗さんが「そうだん」として

加わっているのも注目するところ。

出典:https://twitter.com/gubibibi

著作として

「目の見えない人は世界をどう見ているか」

出典:Amazon

があるんだけれど、

これがまた凄く良い本みたいね~!!

この本をもとにして作られた

子どものための絵本

「みえるとかみえないとか」

地球人の自分が、

宇宙に出ていくことで、

「当たり前じゃない少数派」になること。

そういう例え話をもって

「見えない人の世界とは」

「自分とは違う人の世界とは」を

楽しみながら考える一冊。

「違い」という大切なことを、

子供も、そして大人も、

頭で知識としてではなく、

絵本の中の体験として

経験して、腑に落とせるのが

「みえるとかみえないとか」

自分の「当たり前」は

本当に「当たり前」なのか…

立ち止まって考える機会をくれる素敵な一冊。

本当に子どもだけのものにするには

もったいない内容ね♪(*^_^*)

3.ヨシタケシンスケ「みえるとかみえないとか」ネタバレ感想

出典:http://www.alicekan.com/news/2018/07/post-115.html

子供が読むと

まずは「おもしろい」って思う

この絵本。

大人が読むと

まずは「視覚障碍者」のことを

考えるだろうなぁって思うわね。

障害の人を差別せずに

受け入れ、「共生」する道を…

そういうことを「教育」として

学んできた大人にとって、

この絵本はとても斬新かも。

自分たちはどこか「優位性」を持って

障がい者の人を見てきていなかったか…。

そんなことを感じるのが

主人公の男の子が出会った

目が3つある宇宙人の言葉。

「え?!キミ、うしろがみえないの?」

「えー?!ふべんじゃない?かわいそう?!」

「このひとはじぶんのせなかがみられないんだね…」

「かわいそうだから、せなかのはなしはしないであげようね。」

あー、そうか。

そう思われたり言われたりすることが

一番つらいんだ…。

そんな風に自分のことに置き換えて

体験できるのは、絵本と

ヨシタケシンスケさんの力の凄さ。

宇宙には色んな人がいる。

その、それぞれの宇宙人が

自分の「当たり前」を

悲しむことも卑下することもなく

生きている。

「違い」は「それどうなってるの?」と

受け入れ、認め、理解しようとすることで

世界は広がっていく…。

個人的には

「からだのとくちょうやみためは

のりもののようなものだ」

というページが凄く心に残ったのね。

神様のような人が

「キミはこれ」と指定してくれる

自分だけののりものに乗っていく子供たち。

途中に「しゅうりこうじょう」が

あったりね(笑)

この身体はまさしく

命と魂を乗せた「のりもの」だなぁって。

得意不得意はあるけれど、

この身体で一生を全うしていく。

…そう思うと死生観も入った

ものすごく「濃い」見開き1ページかも。。

本当に奥が深い内容ね。

でも、子供にこういうテーマを

伝えようとすると凄く難しい。。

そんな凄く大切なことを

サラリと絵本で伝えてしまう。

ヨシタケシンスケさんもだけれど

絵本の力って凄いなぁ…!(・∀・)

そういう意味では

コチラの本もおすすめよ。

【どんなかんじかなあ】

出典:Amazon

これまた和田誠さんの優しい絵が

重いテーマを、より身近なものとして

感じさせてくれる名作ね。

今の時代、大変なこともあるけれど

こういう形で世界と繋がれる子どもは

ちょっと幸せかもね~、

なんて思うアフロでした。

まとめ

いかがだったかしら?

情熱大陸に登場する

ヨシタケシンスケさんの

最新刊絵本

「みえるとかみえないとか」

その原案ともなる東京工業大学

リベラルアーツ研究教育院准教授の

伊藤亜紗さんの著書、

「目の見えない人は世界をどう見ているか」

も併せて読むと、

さらにその世界観が広がっていきそうね!!

ヨシタケシンスケさんの絵本は

子供に伝わりやすく分かりやすく

そして何より面白いのが魅力的。

だからこそ、大人の方も気構えることなく

素直な気持ちで、その世界で遊んで旅して、

大きなものを得て帰ってこれるのかも。

色んな経験を積んだ

「ちょっぴり生き辛い大人たち」

そんな大人が癒される珠玉の絵本を

これからも作っていってほしいと

心から願うアフロでした。

今日も最後まで読んでくれて

ありがとうねー!!

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