プラスチック・チャイナのイージェ、学校に憧れる11才の少女が暮らす中国の町工場とは

こんにちは!

マダム・アフロです。

今日は少しシリアスに

中国のプラスチックゴミ問題について

考えてみたいと思います。

きっかけは本日放送の

NHK BS 世界のドキュメンタリーの

「プラスチック・チャイナ」

ここにイージェという

女の子が出てくるのですが

もうね、見ていて

胸が張り裂けそうになります(T-T)

出典:国際環境経済研究所

急激に豊かになったイメージの強い中国。

だけど、同じ国で

こんな切ない環境に

身を委ねている少女がいると思うと

いたたまれません。

何が出来る、というわけではないけど

「知っておくこと」

って大切だと思うんですよね。

良かったら一緒に

見ていって下さいね!

目次

  1. プラスチック・チャイナとは
  2. プラスチックに囲まれて暮らす学校に憧れる11才の少女イージェ
  3. 中国の町工場をはじめとするプラスチックゴミリサイクル問題

スポンサーリンク

1.プラスチック・チャイナとは

「プラスチック・チャイナ」は元々

「プラスチック王国(Plastic Kingdom/塑料王国)」として

フリーの映画監督の王久良(ワン・チウリャン)氏が

3年の月日をかけて作った

ドキュメンタリー映画です。

いまや経済大国として

豊かな生活を楽しんでいるかのように

見える中国の人々。

しかし、その一方で

中国は世界でもっとも大きな

リサイクル業国であり、

国際市場の約70%の

リサイクル可能プラスチックと

電子廃棄物を輸入しているそうです。

輸入されたプラスチック廃棄物によって

中国各地はひどく汚染されていました。

その実態をおった

このドキュメンタリー映画は、

放映後、色々なメディアで取り上げられ

多くの人が衝撃を受け、

議論になりました。

2.プラスチックに囲まれて暮らす学校に憧れる11才の少女イージェ

このドキュメントの主人公は

11才の可愛らしい女の子

イージェです。

しかし住んでいるのは

プラスチック廃品やゴミに囲まれた

劣悪な環境でした。

その中で、幼い兄弟の

面倒を見ながら暮らすイージェ。

父親は毎日飲んだくれていて

将来に希望が持てません。

それなのに雇い主のカンが

イージェに学校を見せようとすると

怒ったりするのです。

その姿に怒るアフロ(`_´)

なんでこんなに

生まれた環境によって

運命が変わってしまうんだろなぁ。

もちろん酷い目にあっても

不屈の精神で成功する人もいるけど。

それでもイージェがおかれた環境は

過酷すぎるし、

スタートとしての出遅れを

取り返すには遠すぎる(T-T)

中国では「放学」といって

こうして学ぶ機会を放棄してしまう

子どもがまだ多数いるらしい。。

学ぶ機会は平等であってほしい。

特にイージェのように

学校に通う夢を持つ女の子には。

ゴミの中で見つけた教科書や

舶来の雑誌・広告から

言葉を学ぶ子どもたち…。

少し話はずれるけど

子どもって本来

「学ぶことが大好き」

なんですよね。

「知りたい」ことがたくさんのこの時期、

吸収する力が一番大きいこの時期に

こうして教育の機会を奪われていることが

切なくて切なくてたまりません。。

スポンサーリンク

3.中国の町工場をはじめとするプラスチックゴミリサイクル問題

中国のめざましい発展の裏で

環境も急激に悪化し問題となっています。

多くの場合、何の処理もされないまま

川に流される排水は、

地上・地下両方使えないほど

有害な水にしてしまいます。

プラスチック廃棄物の焼却は

大量の排気ガスをだし

深刻な大気汚染を招き、

その周辺では癌の発生率が

高いとも言われています。

また約2000万の人口をかかえ

ますます増え続けている北京は

1日あたり3万トンのゴミを

出しているとのこと。

それらのゴミは

どこに行っているのか…

ドキュメントでは

その件も追跡調査され

結果、首都・北京が

ゴミにぐるっと囲まれている

という事実が判明します。

(下の黄色がゴミ埋め立て地)

出典:Global Voices

えーっとね。

お部屋の掃除が出来なくて、

座るところを確保するために

その周りに邪魔なものをよけた

ってイメージ?^_^;

目に入らなかったら良い・・

そういう姿勢は

分からなくもない。

アフロも清廉潔白ではないんでね。

でも、やっぱり、

国の豊かさを追求するなら

そこんとこもちゃんと見ようよ。

特に子どもは国の将来を

担う宝だと思うし。。

いろいろモヤモヤした気持ちを

抱えてしまうドキュメンタリーです(T-T)

まとめ

いかがだったでしょうか?

中国の暗い側面を垣間見た

「プラスチック・チャイナ」

ただ、良いこと(?)もあって

この映画の影響か、

国政府は国内の環境保護に

真剣に取り組む姿勢を

見せているようです。

昨年7/18には

「海外ゴミ」の輸入を禁止する

「固体廃棄物輸入管理制度改革実施案」を発表。

2017年末には生活プラスチックや

分別されていないちり紙、廃棄紡績品、

バナジウム屑など24種の固体廃棄物の

輸入が禁止され、

その後も段階的に輸入制限している模様。

良かった…と思う反面、

それで生計を立てていた人は

どうなるんだろう?と

新たな懸念もあるんですけどね(ーー;)

少なくとも、主人公だった

イージェちゃんが

この映画をきっかけに

明るい未来に踏み出していることを

切に願うアフロでした。

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする