こんにちは。
マダム・アフロよ。
先日書いた日航機墜落事故で
息子を無くした美谷島邦子さんの絵本
「けんちゃんのもみの木」。
子どもを亡くすことって本当に
想像を絶する悲しみだと思うのね。
事故によって突然失うことも辛いけれど、
自分の子が自ら命を絶ってしまったら…
この悲しみももう、
悲しみを超えた悲しみだと思うわ…。
そんな「子供の自死」をテーマにした
絵本が生まれた…というから驚きね。
しかも、それを手掛けたのが
あの詩人の谷川俊太郎さん!
これはもうタダモノではない気配が
プンプンしてくる…。
2022年2月12日のETV特集では
この絵本「ぼく」が生まれた経緯や
そこに込められた作り手の想いなどに
迫るというから、
見逃せないねー(,,ΦωΦ,,)
今回はそんな不思議な魅力を持つ
絵本「ぼく」について調べてみたので
良かったら一緒に見ていってねー!
出典:Amazon
目次
1.絵本「ぼく」の作者は詩人・谷川俊太郎
この絵本の作者は
言わずと知れた詩人
そして絵本界の巨匠、
谷川俊太郎氏!
そのプロフィールはコチラでも
書いたけれど、
数多くの作品を出しながらも
どこか一貫したメッセージを
感じるのが不思議な印象。。
ちなみにアフロが初めて出会ったのが
ムツゴロウさんの映画
「子猫物語」(笑)
そう考えると本当に
ずいぶん長いこと
お世話になっているわ。ー(*’ω’*)
谷川さんの言葉は、自分の中に
生きていくための「何か」…
形はないけれど大切な「何か」を
残してくれる感じがするのね。
そんな谷川俊太郎さん、
実は、自身の作品に関しては
それほど執着がないんですって。
(良い意味でね。)
自身の詩に、
片山健さんが渾身の絵を描いた
「むかしむかし」の時も
出典:Amazon
「片山さんのお好きにどうぞ」という
スタンスだったみたい。
だけど、今回は違ったようね…!
後述する絵を担当した合田里美さんと
2年間に渡って、オンラインや
FAXなどで行われた活発なやり取り、
そして幾つものリクエスト…。
いったい何があったのかは
NHK・EテレのETV特集で
しっかり見ておきたいところ!
個人的に、
谷川さんは命に対する表現が
凄く誠実な印象があるわ。
【しんでくれた】
出典:絵本ナビ
【いきる】
出典:Amazon
ただの生命賛歌に終わらない
深みのある後味が残る読後感…
大人になるほどに
こういうものに惹かれ
心震わされていくわねー。
2.合田里美プロフィール!「ぼく」は絵本初デビュー作品!!
さて、こんな難易度MAXクラス、
「自死」という深いテーマの絵本の
絵を担当されたのが合田里美さん。
1984年兵庫県生まれの合田さんは
高校卒業後、画家を目指して
関東・鎌倉に来られたみたい。
でも、一時は全く描けない時もあり
レストランでアルバイトを
していた時もあった様子…。
それでも再び「絵を描く」ことと
向き合った合田さんは、
MJイラストレーションズで学び、
本の挿絵や広告などの中心に
活躍されるようになるのね。
earth music&ecologyで見かけた
あの透明感のある絵…と言えば
「あぁ!」と思う人も多いはず!
出典:https://prtimes.jp/
そんな合田里美さん、
なんと絵本を手掛けるのは
この作品「ぼく」が初めて!
きっかけは井上荒野さんの作品
【あたしたち、海へ】
出典:Amazon
書店で合田さんの装画を見た
絵本編集者の筒井大介さんが
「死の香りがする!」と感じ、
白羽の矢がたったとのこと。
初めての絵本の絵にして
巨匠・谷川俊太郎さんとのタッグ、
そして「子供の自死」というテーマ…
そのプレッシャーに負けず、
こんな素晴らしい作品を仕上げてしまう
合田里美さんって
本当に凄いわね…!!(,,ΦωΦ,,)
ぼくはしんだ、じぶんでしんだ‥
谷川俊太郎さんと合田里美さんの
死の絵本「ぼく」の感想や、
NHKのETV特集については次のページへ!