水谷洋一(雪印食品牛肉偽装事件内部告発者)娘の自殺未遂、西宮冷蔵の休業・・正義を考える【事件の涙】

こんにちは!

マダム・アフロです。

今日は2018.5.1 NHK総合で

22:00から放送の【事件の涙】より、

水谷洋一さんをご紹介したいと思います。

若い人は知らない人も多いかな?

16年前に、社会に大きな衝撃を与えた

「雪印食品牛肉偽装事件」。

そのきっかけとなったのが

今回の主人公、「西宮冷蔵」社長の

水谷洋一さんです。

「輸入牛肉を国内産と偽っている」と

勇気ある告発をした水谷さん。

当時、商品として陳列されているものは

何の疑問も持たず買っていた

アフロ達世代には

とても驚きの事件でした。

自分たちが何も知らされていないところで

恐ろしいことが起きている・・と

肌で感じたこの事件。

これ以降、食品に対する安全性に関して

見る目が厳しくなり、

完璧とまではいかないまでも

以前より消費者寄りの表示などが

見受けられるようになったと思います。

ところが、その勇気ある行動をした

水谷洋一さん一家が

大変なことになっていました(゜Д゜)

色々考えされられる、その後の展開、

一緒に見ていきましょう!

出典:西宮冷蔵株式会社

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1.水谷洋一(雪印食品牛肉偽装事件内部告発者)とは?

事件の発端は2001年9月、

日本産牛肉にBSE(狂牛病)に

かかったものがあることが

農林水産省から発表されたことでした。

これによって

国産牛肉買い取り事業が行われたのですが、

ここで雪印食品関西ミートセンターのスタッフが

外国産の牛肉を国内産と偽って

国産牛肉のパッケージに詰め込み

買い取り費用を不正請求する

という事件が発生しました。

当時、雪印は前年に起きた

「雪印集団食中毒事件」の影響で

経営状態がかなり厳しく、

それを打開しようと

苦し紛れに起きた事件でもありました。

それを見逃せなかったのが

西宮冷蔵の水谷洋一さん。

勇気を持って2002年1月に

この牛肉偽装を内部告発します!

これによって悪事は

社会の知るところとなり、

雪印内で荷担したものや責任者は

引責する事態となりました。

2.水谷洋一の内部告発後の悲劇・・娘の自殺未遂、西宮冷蔵の休業

これだけ見ると

水谷洋一さんの行ったことは

勇気ある美談!

として終わるところなのですが、

そうはいかないのが

この社会の歪みというか恐ろしさ。。

まず水谷洋一さん自身も

偽装に荷担したとして

西宮保健所から7日間の

営業停止命令を受けます(T^T)

さらに、この内部告発を知った

取引先は次々と取引を止めていき

営業が急激に悪化。

2002年11月には休業に陥ります。

これね、ホントに怖い。。

後ろ暗いところが無ければ

みんな取引を続けていても良いと思うんですよね。

止める、ということは、それだけ何か

「引っかかるものがある」ということ!?

そして、そんな食品を扱うところが

たくさん・・というか、ほぼ多数というのが

子供にゴハンを与える親としては

薄ら寒い気持ちになるところなのです(ーー;)

その後、水谷洋一さん自らが

大阪梅田でカンパをしたりして、

全国から資金を集め、

2004年3月営業再開。

しかし、悲劇は続きます。

当時、バレーボールに打ち込み

青春を謳歌していた次女の真麻さん。

私立の中高一貫の高校に進学も決まっていました。

ところが、そこにこの事件が。

資金繰りが悪化した西宮冷蔵が休業に追い込まれ、

授業料が払えなくなった真麻さんは

私立の高校への進学を諦め、

公立高校を受験することになります。

しかし受験は失敗し、高校浪人。

翌年に兵庫県内の高校に進学は出来たものの

多感な時期にバレーボールという

心の支えを失った真麻さんは荒れました。

高校は喫煙が見つかって、2ヶ月で退学処分。

自暴自棄になり精神安定剤を服用するように。

そして17才の夏、14階から飛び降りるという

自殺未遂を起こします。

幸い一命は取り留めたものの、

頸椎損傷で脇から下が麻痺。

半身不随で一生、車椅子生活を

送ることとなりました。

・・・いたたまれない!

娘さんも「どうして、自分だけが!?」と、

何度も問いかけたでしょう。

出口のないトンネルの中で

光を探して必死に足掻いたことでしょう。

でも、やっぱりその一線

越えてほしくなかった。。

正しいことをした、と思っていた水谷洋一さんも、

愛娘の人生が台無しになってしまったことには

否応なしに自責の念にかられたと思います。

水谷洋一さんの今の生活は

重度身体障害者の真麻さんの世話が

中心のようです。

「車椅子を押すことがなければ

気付かなかったことがいっぱいあった。

180度、ものの見方が変わった」

という水谷洋一さん。

しかし、その心中は

私たちには計り知れない

大きなものを抱えていそうです(T-T)

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3.水谷洋一を通して正義を考える【事件の涙】

今は西宮冷蔵は

主に36才の長男を中心に

まわっているようです。

たくさんの人の応援と、

水谷ファミリーの頑張りで

ここまで乗り切ってきた西宮冷蔵。

しかし試練はまだ続いていました。

2014年、ある大口取引先との取引の中で

未通関の中国野菜を出荷するよう要請があり

これを拒否したところ、取引が中止に。

さらに、このことが他の取引先にも波及し、

またもや営業が悪化。

事業継承が困難になったようです。

この食品業界、どんだけ黒いねん!!

と思わず叫びそうになりました。

この4ー5月が正念場、というより瀬戸際。。

今回の放送は、それもあってかなぁ、と

推測するアフロです。

支援者から直接かけられた励ましの言葉に

勇気をもらったという水谷洋一さん。

「あなたの内部告発があったから、

それ以降の内部告発があります。

だから頑張ってほしい」

「正直者はバカを見る。

正直者こそ、輝いてほしい」

頑張ってほしいと・・。

いや、もう充分頑張っておられるんですが、

本当に何とか報われてほしい、と思います。

今晩の放送「事件の涙」では

さらに詳しい水谷さんの近況が分かるはず。

ひとつの突破口として

明るい方へ動いていってほしいと

切に願います。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

西宮冷蔵の水谷洋一さん。

社会の闇を垣間見るとともに

こういう勇気がある正直な人が、正義が、

きちんとまかり通る社会になってほしいな、

と切に願う子持ちのアフロです。

子供に「悪いことはしちゃいけないんだよ」と、

きちんと胸を張って言える大人でありたいし、

そんな世の中であってほしいものですね。

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!

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